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敬老会と豊年相撲

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昨日の話ですが、有屋町と言う町の、敬老会と豊年相撲を見に行って来ました。

若い人達が皆で、敬老者の方々に楽しんで頂く為に、相撲や踊りを披露して盛り上げる。

敬老者は、特等席でお酒を飲みながら、楽しそうに若者の奮闘を見ている。


こんな島なら、きっと歳を取るのも嬉しくなるかもしれない。


奄美は温かいなぁぁっとしみじみおもった。


豊年相撲の間に、土俵を囲んでの八月踊りがあった。

おにぎりとお酒を土俵の中央に据え、それを力士が取り囲み、さらに集落の人々が力士を囲んで輪になり、チヂンと言う小さな太鼓のリズムで唄い踊る。


その姿が、力強く、かつ楽しげで、胸に唄声が響いて、感動して涙が出た。

この素朴な踊りが何百年もこうして受け継がれてきた事がなにより凄なっと思う。
また、集落ごとに、リズムや踊りが違うと言うのが、とても興味深い。

土俵で清められたおにぎりは、力士達によって皆に配られる。

私は遠慮していたが、近くにいたおばさんに「縁起ものだから、もらっておきなさい。」と言ってもらい、有り難くもおにぎりを頂いた。



もうすぐ旧暦の8月15日。


昨日をかわきりに、奄美大島ではいたるところで昼は豊年相撲、夜は八月躍りが行われると言う。


この素晴らしい行事を目の前にして、みすみす見逃す私は馬鹿だなぁ。
毎回、見事に見逃すタイミングで帰る。

でも、それが良い。
次に来る時にとっておこう。


旧暦の8月15日は、1年のうちで月が最も近づく日で、月がそれはそれは明るいそうな。


そう言えば、昨夜船から見た月は、まだ三日月くらいの大きさなのに、やたらと明るく海を照らしていた。


今夜も島のどこかで、地響きのように、低く力強い歌声が響くのだろう。
by atsuko-sunaoni | 2010-09-13 07:52 | 奄美大島での出会い
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