ボランティア記

ボランティアへ行って、見たこと感じたこと、何から書けば良いのか分からないのが本音です。

でも記憶が鮮明な内に、書いておきたいことがあります。


遠野から沿岸部に向けて出発し
のどかな風景を見ながら1時間ほどバスに揺られていると、隊長から声がかかる。
「今から被災地に入っていきます。」 と。

それは突然訪れる。それまでの、のどかな風景とは一変した風景にバスは囲まれる。
隊長が、津波があった日から今日までの様子を短く・分かりやすく説明してくれる。

大槌町を通っているときだった。
建物の壁に、大きく赤いペンキで×(バツマーク)が書いてある。
そして、その×を〇(丸マーク)で囲ってある。
その×と〇があちこちにある。

隊長が説明してくれた。

津波直後、まずは生存者救出が急がれた。
自衛隊や、海外からの応援チームが生存者を探した。
その際、残念ながら生存が確認されず、ご遺体が見つかった建物の壁に、
×を印したのだと言う。
そして、ご遺体を収容した際に、〇を印したのだという。



そのマークの意味を知って、胸が詰まる思いがした。
後日、釜石での作業に参加させていただいた際にも、そのマークは沢山あった。


どれだけの命が犠牲になったのか、どれだけの悲しみがあるのか。
私には想像だに出来ないであろうそのことを、私はそのマークを見て、思った。
また、生存者救出に尽力を尽くしてくださった方々の活動に、感謝の気持ちが沸いた。



まだまだ、私達はあの日の出来事を忘れてはいけないと思った。
過去の出来事にするには、まだ早すぎる。



そう思った。
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by atsuko-sunaoni | 2011-09-25 21:25 | 日々のつれづれ
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