寅さんと家族と黒糖と

最近、男はつらいよ の前半24作品を見終わった。

この映画の中で私が一番すきなシーンは、おいちゃんちの居間で

みんながご飯を食べてるシーンだ。

世の中が変わっていき、映画の雰囲気も変わっていくなかで

唯一変わらないのがこの食卓のシーンなのである。

寅さんよりも、彼を見守る家族の物語だな~っと最近思う。

ノーヘルでバイクに乗れた時代、仕事と生活がごっちゃだった時代、

よくも悪くもおせっかいだった時代、色々なものがゆるかった時代。

とにかく、今と違う東京が見れて非常に面白い。

男はつらいよから学ぶ事は非常に多い。

結局、寅さんは所帯をもてなかったけれど

この映画は家族の素晴らしさを見事に描いてるなっと思う。



私の家に来てくれたことのある人は、

私が嬉しそうに出す黒糖を食べたことがあるでしょう。

それは、奄美大島のとある家族が作っている黒糖です。

サトウキビの収穫時期になると毎週末一家総出で黒糖作りをしています。

日本にもまだ、こういう家族の光景がある。


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窯の火加減は長のおじいがする。


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燃料はサトウキビの搾りかすなどだ。
これは松かな。松は油が多くてよく燃えるそうだ。



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煮詰める。かき混ぜる。


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煮詰まって、石灰を入れたら、ここだけは機械を使ってかくはんする。 



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ほどよく固まったら、型に流す。
全ての工程のタイミングはおじいが判断する。



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切り分ける。



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乾かす。



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道具はとっても大事だ。使い終わったら綺麗にあらう。




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昔ながらの黒糖作り。

一族の長のおじいが指揮をとってみんながキビキビ動く。

サトウキビを刈って、畑から運んできて、絞って、煮詰めて、固めて、切って。

とっても重労働。

黒糖作りは家族や地域のみんなの協力がないと出来ない。

そういう繋がりを結いと言う。今はなくなったとおじいが言ってた。


煮汁を固めるのは石灰で、昔はその石灰も作っていたそうです。

海の中から珊瑚を引っ張りあげて、焼いて砕いて石灰にしていたそう。

「誰がそんなこと思いついたんだろうね?ノーベル賞よりすごい発見だよ。」

っとおじい。


黒糖作りと家族と結い。

寅さんと家族と結い。


私の憧れ。
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by atsuko-sunaoni | 2010-11-23 19:24 | 奄美大島での出会い
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