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そう言えばカンボジア

実は、旅の途中にカンボジアにも行っていました。

タイ、ミャンマー、カンボジア、ペナンと、旅の後半の写真データが消えてなくなってしまってから一年。

余りのショックの為に、この一年の間、思い出すだけでせつなかったのです。

未だに、消えた写真を忘れられない日々ですが、データが消えて一年経ったので、カンボジア回想記でも書いてみようかと。
何故かと言えば、カンボジアの人々、つまりクメール人はとても温かく、1週間しか滞在しなかったけれど、凄く好きな所なのだ。



カンボジアに行く目的は、他でも無い、アンコールワットを見に行く為だった。

タイのカオサンから安くて便利なバスツアーが多数出ているが、便利な事が余り好きでない私は、鉄道とバスをのりついで、アンコールワットのあるシェムリアップに行く事にした。

アジアの国では、観光客向けにバスツアーを用意してくれているが、ローカルな生活を垣間見る事が出来る鉄道の方が俄然楽しいのだ。


バンコクのファランポーン駅にて、国境のアランヤプラテート駅までの列車のチケットを買う。

バンコクから5時間くらい走っただろうか。国境の街へついた。

タイでありながら、国境の街は雰囲気が全く異なり、舗装されていない道路に、見渡せど、何もない、ただ、そこに駅があるだけの街だった。
こういった、何にもない所に降りたってしまった時の不安感は、何度経験しても嫌なものだ。


その駅には、カンボジア側のイミグレーションに連れて行ってくれるトゥクトゥクが多数待ち構えていた。


そのうちの一台に乗り込み、国境を目指す。

が、気づけば国境ではなく、旅行代理店につれて来られていた。
そこでもVISAを取得出来ると言うのだ。

半強制的に下ろされ、VISAの申請手続きが始まった。

がしかし、、何だか府に落ちない。
周りの皆はそこで手続きを進めているが、私だけ断固拒否。
「信用出来ないからイミグレーションでVISAを取る!」っと言い張って、冷ややかな扱いを受けながら、またトゥクトゥクに乗り込む。

トゥクトゥクの運転手に「私はボーダーに連れてってと言ったのに、なんであそこに連れて行ったわけ?」と嫌みを言うも、彼は機嫌が悪く、無視された。

おそらく、ドライバーたちは旅行代理店からキックバックをもらえる契約なのに、それを私が断ったので不機嫌だったのだ。

案の定、正規のイミグレーションのほうがVISA代が安かった。

がしかし、カンボジアのイミグレーションのぼったくりはバックパッカーの間では有名な話。


VISA料金は15ドル(確か15ドル。。)とちゃんと書いてあるのに、20ドルと言われた。


私も負けじと、「後ろには15ドルって書いてあるけど、いつ値上げしたの?」っと嫌みで問い返す。

しかし、斜め上を見つめたまま固まって動かず、答える気は無いらしかった。

その姿があまりにおかしかったので、20ドル出せば良いんでしょっと半笑いでお金を出したら、満面の笑みでお金を受け取り、入国VISAをくれた。


ここでのぼったくりが怖くて、わざわざカオサンの旅行代理店にVISAを取ってもらう人が多いみたいですが、その手数料よりぼったくりの方が安いだろうし、嫌みの1つも言えて楽しいので、私はこちらがオススメ。



入国審査には長蛇の列で、暑い暑い中、一時間くらいかかった。


ようやくカンボジア側の街はポイペトに入国すると、今度はそこからシェムリアップに行くバスが待ち構えていた。

喉の乾きを、好物のコーラで潤し、バスに乗り込む。

そのバスが換金所で止まり、タイバーツをカンボジアのリエルに代える。


そこで違うバスに乗り換えて、いよいよシェムリアップへと向かうのであった。
冷房は壊れているために車内は暑く、また狭くて窮屈なバスだが、こういうを楽しめると、アジアは楽しいのだ。


さて、このカンボジアの国境の街からシェムリアップまでのバス代と、タイのカオサンからシェムリアップまで行くツアーバス代とでは、大した差がなく、カオサンツアーがいかに安いかを知ったのでした。


続きは、気が向いた時に。。
by atsuko-sunaoni | 2010-08-16 16:19 | カンボジアでの出会い
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