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ミャンマー記 ー バスに乗ってツー

夕日に照らされる、森の中。

っと言っても、なんだか殺風景で森と言うより、未開拓地と言った方がシックリくる。


その未開拓地の瞑想センターは、広々としていた。
瞑想室を取り囲む様に、修行者が宿泊する為の綺麗なバンガローが、気持ち良い感覚で建ちなんでいる。
それが、道をさはんで男性用、女性用と二つあるのだ。

いい所だなぁ~っと思った。

ヤンゴンに見学に行った際に対応してくれたお坊さんも、森の中のセンターは新しく、バンガローの中にトイレもシャワーも付いていてとても快適だと言っていた。

ちなみにヤンゴンの施設は、入口を入ってすぐに、二階建のミャンマー人用の瞑想室があり、狭い敷地の中に、所狭しとビルが建てられており、外国人様の宿泊施設は4階建てで,一階が女性の宿坊、二階が女性の瞑想室、三階が男性の瞑想室、四階が男性の宿坊、となっている。

出家したセアド(お坊さん)やセアリー(尼さん)も施設内で一緒に生活しているので、男女の区分けはきっちり行われている。
瞑想も食事も宿坊も、男女は絶対に一緒になってはならないのだ。

外国人用の宿坊は、ベッドが二つある個室が10部屋程あり、修行者が少なければ個室となる。

シャワーとトイレは各フロアに共同である。


これだけを比べても、未開拓の施設の方が数段快適である。


こっちで瞑想したいなぁっと思い、受け付けを探す事にした。

その前に、バスの運転手に帰りの時間を尋ねようと、キョロキョロしていたら、一人の女性に声をかけられた。

日本語だった。


バスに乗っていた女性の中に、私が見た目で判断して、二人ほど、日本人だと思われる女性がいた。

そのうちの一人の女性だった。


聞くと、やはり日本人で、チャンミ瞑想センターに来て1ヶ月が経っており、あと数ヶ月は瞑想センターに残って瞑想を続けるらしい。


瞑想中の彼女は本来、人と話してはいけないのだが、久々に日本人に会えて嬉しいらしく、怒涛の勢いで話し続けて、話しがつきなかった。面白い人と出会ったなぁっと思った。

私も彼女から瞑想センターや瞑想についての情報が沢山得られるので、ありがたかった。


その後、彼女と一緒に未開拓地センターで永らく瞑想修行をしていると言う日本人男性に話を聞きに行ったりした。

結局、彼女と喋り通して未開拓地センター(森の中のセンター)の見学は終わった。

彼女はヤンゴンで瞑想をしている。
明日、ヤンゴンのセンターに彼女の通訳さんが来るので、瞑想の相談をすると良いと言う。
そりゃありがたい。

っと言う事で、また翌日にヤンゴンのセンターに出向いて会う約束をした。


帰りのバスの中は、行き以上に賑やかだった。

行きのバスの中も、とても賑やかで、尼さんと言えど、女のコなんだなぁぁっと思ったのだが、帰りは仲良くなった事もあり、私も輪の中に入れてもらってはしゃいだ。


台湾や、インドネシア、韓国から来てる若い尼さん達、そしてミャンマーの人達とを乗せて、バスは賑やかにヤンゴンへと戻って行った。


巨大なパコダがライトアップされて、闇の中で眩しく輝いていた。
by atsuko-sunaoni | 2009-08-26 21:28 | ミャンマーでの出会い
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